顎関節の構造としては頭の側頭骨のくぼみ(下顎窩)にはまり込んでぶら下がった状態になっている為、関節として動かせる範囲や方向も自由度が高い関節と考える事ができます。
自由に動かせることから正しい位置に保つようにしておかなければなりません。しかし顎自体はぶら下がった状態にあるので、頭や頚、体幹部、下肢など全身からの影響を受けることになります。
また、ストレスや歯の嚙み合わせなどの状態にも影響を受ける為、まさに全身の状態を反映している関節とも考えられます。顎関節に症状があれば顔の表情にも違いが現れてきます。
全身の状態を診て顎を動かしやすく整えることで顔の表情にも影響を与える事が出来ると考えています。
鍼施術では鍼を接触させたり刺すことで神経機能に作用をおこさせ痛みのコントロールをしていきます。また、鍼とパルス(電気)を組み合わせての施術や鍼によるトリガーポイント施術で筋肉の柔軟性や血流をよくして動きやすい身体に改善していきます。
体のゆがみは日常の姿勢や動作で充分に筋を活用せず、ゆるい骨組みに依存する習慣や癖によって引き起こされ、関節の可動域に制限がかかり歪みが引き起こされます。
コラーゲンを主としたゆるい骨組みに、バランスされた圧力や張力を加え正しくリセットします。骨も筋も膜の構造を持っており、骨膜、筋膜として全身をつないでからだの動きを制御しています。
膜構造を持つ組織にアプローチし偏った姿勢や動作が反復、継続されている事で起きる体のゆがみを解放していくことを目指しています。
人の身体は膜の組織によって全身がつながっています。膜組織が硬くなったり、はりついた状態になると膜の動きに制限がかかり身体の動きが悪くなります。膜組織を解放することで連動性のある身体の動きを改善していきます。
「痛みを作らない身体作りを目指し」姿勢を基本として、股関節、肩甲骨の可動性を高める体操やトレーニングを一人ひとりの状態に合わせて行います。転倒予防やスポーツ競技の向上など目標や目的を持った方々に丁寧なサポートをいたします。